聞こえ方は調整できる集音器「効聴力」
- 2015/09/08
- 12:16
老人性の難聴は高音域が聞き取りにくくなる
難聴は40代頃から気づかないうちにちに少しずつ衰えはじめるといわれています。そして、実際に不便を感じて衰えを自覚するのは、だいたい50~60代になります。しかし、年齢による聴覚の衰えは人によって進行がまちまちで、80歳を過ぎても、あまり聴力が低下しない人もいれば、40代で補聴器が必要な人も出てきます。
聴力が低下すると、家庭や職場での会話がよく聞こえず何度も聞き返したり、家でテレビの音があまり聞き取れず、イライラするようなことが増えてきたりします。また、老人性の難聴は、女性の声などの高音域が聞き取りにくくなり、反対に車のエンジン音やドアの開閉の音、足音などの低音に敏感になるのが特徴です。
このような不便を感じたときには、一度、耳鼻咽喉科で原因を調べる必要があります。難聴の原因はさまざまで、早期に治療が必要な場合もあるからです。
放置するとボケの原因になることも
そして、もし老化による老人性の難聴とわかれば、補聴器の使用が必要になることもあるでしょう。実は補聴器は、聞こえが悪くなったら早期のうちに使いはじめて、慣れておくのが得策といわれています。聞こえないことに慣れてしまうと、いざ補聴器を使用したときに、せっかく聞こえる音がわずらわしく感じるケースもあるからです。そうして聞こえにくいまま放っておくと、しだいに人と話すことや、テレビや音楽を楽しむこともおっくうになり、物事への関心を失ったり、家に引きこもりがちになったりしてしまいます。また、聞くことをあきらめてしまうと、ものを聞き分ける能力が衰えるばかりか、刺激が少なくなるので、ボケも進行しやすくなると指摘されています。
はじめての補聴器 完全ガイド | 健康メモ
を初心者は目を通すとわかりやすいでしょう。
30mも先の小鳥のさえずりも聞こえる
さて、実際に補聴器を使用するとなると、最初は少し抵抗があるかもしれません。もっとも最近では、耳の穴にすっぽり入る耳穴式や、耳にかけるタイプの耳かけ式、それに、ヘッドホンステレオ型など、種類もさまざまで、中にはとてもおしやれなデザインのものや、超小型のものも出てきています。
とはいえ、近年主流の小さなIC(集積回路)を内蔵したデジタル補聴器などは高価なものが多いので、気軽に買い求めることができないという人もいるでしょう。
そこで、おすすめしたいのが、イヤホン型のイヤホン型の高性能集音器「効聴力」 です。補聴器は、医療機器として認定され、ひとりひとりの聴覚の状態に合わせて音響特性を補正するなどさまざまな機能がついており、聴覚障害の進んだ人に適しています。
一方、集音器は医療機器ではありませんが、補聴器ほど高額ではないので、本格的に補聴器を使う前段階として気軽に使えます。本製品は、両耳にイヤホンを装着するタイプなので、音源の位置や方向などは普通の人と同じ感覚で聞くことができます。また、ただ音楽を聴いているように見えるので、抵抗なく使えます。機能面では、左右の耳の聞こえ方に合わせて、片方の音量のみを大きくして聞くなどの音量調節が可能です。さらに、本体についている可聴周波数の切り替えスイッチでは、低音域と高音域を選ぶこともできるので、用途に合わせて切り替えれば、よりクリアな音が楽しめます。
まず低音域では、200~400ヘルツの音が聞こえるので、日常会話やテレビ観賞などに必要な音声帯域がよく聞こえるようになり、それ以外の不快な雑音がカットされます。
一方、高音域では、20~14000ヘルツの音が聞こえるので、大ホールでの講演会や野鳥観察など、広範囲の音を拾いたいときに選ぶと便利です。
この集音器は、普通では耳に入らない20~30m先の小鳥の鳴き声までハッキリ聞くこともできるのです。集音マイクがフックの外側の根もとについているので胸のポケットなどに差して使うと便利です。
本体は、小さくて軽量なので、自宅でも外出先でも、どこにでもらくに持ち運びできます。家族や友人との会話を楽しんだり、自宅で好きなテレビを見たり、観劇や音楽会などに行ったり、遠くの野鳥の声を楽しんだりと、生活に潤いがもたらされるはずです。
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